男女の給与格差埋まらず、昇進するほど拡大 米調査
ニューヨーク(CNNMoney) 米国で男女間の給与格差が依然存在し、たとえ仕事の内容は同じでも、女性の方が男性に比べて給与が少ない実態が最新調査で改めて浮き彫りになった。
調査会社のペイスケールが米国の就労者100万人あまりの給与について調べた結果、就労者全体では、男性の給与1ドルにつき女性の給与は74セントにとどまることが分かった。
主な原因として、女性が多い職種は男性が多い職種に比べて給与が低いことが挙げられる。米国ではソーシャルワーカーや秘書、看護師として働く女性が多いのに対し、男性は管理職や技術者、IT専門職として採用されることが多い。
また、女性の給与が男性を上回る業界は存在せず、昇進するほど男女の差は拡大する傾向があることもわかった。
肩書きや業界、経験年数、勤務地、子供の数といった条件がまったく同じでも、給与は男性の1ドルにつき女性は97セントと、小幅ながら依然として差があった。