香港富豪、59億円のダイヤ落札 7歳の娘に贈る
(CNN) スイス・ジュネーブでこのほど開かれたサザビーズのオークションで、12.03カラットの大粒ダイヤモンド「ブルームーン」が史上最高の4840万ドル(約59億円)で落札されて話題になった。
11日のオークションで落札した人物は、このダイヤを「ジョセフィンのブルームーン」と改名した。一方、この前日にジュネーブでクリスティーズが開いたオークションでも、匿名の人物が16.08カラットのピンクダイヤモンドを2850万ドルで落札し、「スウィート・ジョセフィン」と名付けていたことから、一挙に注目が集まった。
サザビーズ、クリスティーズとも、ダイヤモンドの落札者については「香港の買い手」とだけ説明し、氏名は公表していない。
しかし「ジョセフィン」の名を手掛かりにCNNが調べた結果、落札したのは中国で不動産会社を経営する資産家のジョセフ・ラウ(劉鑾雄)氏だったことが判明。同氏のアシスタントも「ダイヤモンドはジョセフ・ラウ氏が娘のために買った」と確認した。
ラウ氏は高価な宝石を買っては娘のジョセフィンさん(7)とゾーイさん(13)の名を付けていることで有名。2009年に948万ドルで手に入れたブルーダイヤモンドは「ジョセフィンの星」、昨年11月に843万ドルで購入したルビーとダイヤモンドのブローチは「ゾーイ・レッド」、3260万ドルのブルーダイヤは「ゾーイ・ダイヤモンド」と命名した。
米経済誌フォーブズの世界長者番付ではラウ氏は114位。資産総額は98億ドルと推定されている。