抗生剤投与の食肉使用状況、16社が不合格 米飲食店調査
マクドナルドは米国内の店で出す鶏肉を、医薬品に影響を及ぼす抗生剤を使っていないものに100%切り換えてC+評価を獲得。ただし「牛肉と豚肉については言及がない」(報告書)という。
ウェンディーズは鶏肉の50%を医薬品に影響を及ぼす抗生剤を使っていないものに切り替えてC評価、ピザハットとパパジョーンズは「努力の跡がうかがえる」としてD評価だった。
一方、KFC、デニーズ、ダンキンドーナツ、バーガーキング、ドミノ、スターバックスなど16社は、「供給チェーンにおける抗生剤の使用を減らすための行動を起こしていない」として不合格判定を受けた。
報告書によると、抗生剤は密集状態で育てられる鶏や家畜の不衛生な環境に対処する目的で投与され、人に抗生剤を投与しても効かない耐性菌の問題の悪化を招いている。