ユナイテッドの乗客強制排除、中東系航空会社が一斉にやゆ

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米ユナイテッドが修理を施した機体について、必要な点検を行わずに再運航させていた

米ユナイテッドが修理を施した機体について、必要な点検を行わずに再運航させていた

ニューヨーク(CNNMoney) 米大手ユナイテッド航空(UAL)が米シカゴ国際空港で起こした乗客引きずり下ろし騒動に関連し、国家からの財政支援問題で米航空業界と論争している中東系の航空会社がユナイテッドをやゆする反撃を見せている。

ヨルダン航空はツイッターで「我々はあなた方を団結させるためにここにいる」と指摘。ユナイテッド航空の「UNITED」の言葉を「団結」の意味合いで用いる工夫も見せた。同社は「引きずり下ろしは厳しく禁止している」とも付け加えた。

アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空は、ユナイテッド航空のオスカー・ミュノス最高経営責任者(CEO)が先月、中東の航空会社をこき下ろした発言を引用しながら反ばくするビデオ映像を公表。

同CEOはこの中で「中東の航空会社は航空会社でない。それぞれの国家のための国際的なブランドを高める乗り物」とけなしていた。エミレーツは映像で「友好的な雰囲気で空を飛ぼう。今度は本物の友好的な雰囲気で」と皮肉った。

カタール航空もツイッターで「我々は乗客をいつも受け入れる目標に向かって団結している」と指摘。「引きずり下ろしや乗客を降ろすことは支持しない」とのアプリ画像も添えた。

ユナイテッドに加え、アメリカン、デルタの米航空会社の3大手は中東のエティハド、エミレーツにカタールの3航空会社が補助金と疑われる金融支援を国から受けていることを問題視。今年2月にはティラーソン国務長官宛ての書簡で、ペルシャ湾岸諸国の航空会社がUAEやカタールから米国内のいかなる目的地にも自由に乗り入れ可能な協定の見直しを迫っていた。

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