美術館の名画に落書、男を逮捕 ロンドン

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作品の右下部分に落書きが=Tim Wright氏提供

作品の右下部分に落書きが=Tim Wright氏提供

ロンドン(CNN) ロンドン警視庁は8日夜、ロンドンの現代美術館、テート・モダンに展示されていたロシア系米国人の抽象画家マーク・ロスコの壁画に落書きをした男(26)を英南部ワージングで逮捕したと発表した。

男は器物破損の疑いで、身柄をロンドンへ送られる見通しだという。

目撃者らの話によると、男は7日午後、館内で突然、作品に黒インクで文字を書き込み、そのまま立ち去った。居合わせた女性グループが係員に通報。警報が鳴り響き、来館者に退出指示が出る騒ぎとなった。現場の画像を撮影してツイッターで公開した目撃者男性は、CNNに「信じられない光景だった」と話した。

落書きされたのは、ロスコが1958年以降、米ニューヨークのシーグラム・ビルにオープンした高級レストラン「フォーシーズンズ」の依頼で手がけた連作「シーグラム壁画」の中の1点。ロスコはその後契約を破棄し、完成した作品はテート・モダンなどの美術館に寄贈された。

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