死亡と判断された米国女性が赤ちゃんを出産 その後、蘇生

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死亡と判断された女性が赤ちゃんを出産

(CNN) 米テキサス州ミズーリシティーで心臓疾患に突じょ襲われ、医学的に一時死亡と判断された妊娠中の32歳女性が、緊急の帝王切開で女の子を出産した後、蘇生を果たす出来事がこのほどあった。

女性のエリカ・ナイグレリさんは約2週間、集中治療を受けたものの、夫のネイサン氏によると現在は健康状態を完全に取り戻した。愛児エレイナちゃんの現在の体重は約3.7キロで、酸素吸入装置を必要とし治療も続くが、今後の健やかな成長に問題はないとしている。

医師によると、エリカさんは心臓が血液を送り出すのを困難にする肥大性心筋症を抱えていたが、当人に自覚症状はなかったという。エリカさんは今回の出産や蘇生について「神の加護のおかげ」と感謝している。

夫婦は24日、おしゃぶりを口にするエレイナちゃんを伴い、CNNの番組に登場した。

夫婦などによると、高校教師のエリカさんは今年2月、同僚の教師の教室に行った際、目まいを感じ、意識を失って倒れていた。同僚3人がAED(自動体外式除細動器)などを使って手当てしたが口から泡を出し、苦しそうにのどが鳴るなどの症状に変化はなかった。

地元のCNN系列局などによると、夫ネイサンさんも同じ学校に勤める教師で、妻が倒れた当時、近くの教室に居合わせていた。直ぐに駆け付けて妻の状態を目撃し、救急医療当局に緊急通報した。混乱状態にある中で妻が3週間内の出産が予想される事情などを訴えた。

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