大平洋を13カ月漂流?、マーシャル諸島に男性が漂着
(CNN) メキシコ沖で2012年12月に遭難したという男性が、太平洋の島国マーシャル諸島南端のサンゴ礁に流れ着き、今月3日に首都マジュロに到着した。男性の話が真実であれば、小船で13カ月間漂流し、太平洋を横断したことになる。
この男性は自称ホセ・サルバドール・アルバレンガさん(37)。ボロボロになった船で1月30日、マーシャル諸島のイーボン環礁に漂着した。魚やカメを捕って食べ、雨水や、時には自分の尿を飲んで生きながらえたと話している。
イーボン環礁はマジュロから船で22時間の距離にあり、電話は1回線しかない。この地域をカバーする政府の航空機が使えなかったため、3日になってようやくマジュロに到着した。
船を降りたアバレンガさんは集まった見物人に手を振って、医療スタッフに支えられながら歩いて救急車に乗り込んだ。現在は病院で手当てを受けている。
メキシコ政府は3日、アルバレンガさんの身元を確認し、メキシコのチアパス州に住んでいたエルサルバドル国籍の男性だったことが分かったと発表した。