日本の土産物、買って帰るなら「ランドセル」?
(CNN) 日本を訪れる外国人の間で、小学生が使うランドセルが土産物として人気を呼んでいる。
人気に火をつけたのは、米女優で歌手のズーイー・デシャネルさん。今年春、ニューヨークで赤いランドセルを背負って歩いている姿がメディアで報じられた。
デシャネルさんの愛用するバックパックが人気商品になるのはこれが初めてではない。2012年には、デシャネルさんが使ったスウェーデンの「フェールラーベン」というブランドのバックパックがちょっとしたブームになった。
デシャネルさんのランドセル姿は日本のテレビで取り上げられたほか、インターネットでも話題となった。
外国人観光客からの引き合いが急増したことから、関西国際空港にある土産物店「萬(よろず)」と「和(なごみ)」は4月、ランドセルの販売を開始。萬では1カ月に約120個が売れる人気ぶりだという。
中国人や台湾人が子どもや孫のために買い求める例が多いが、他の国の人々からの人気も高い。
ランドセル製造大手のセイバンによれば、東京・原宿にある直営店でも外国人客が増えている。
英字紙ジャパンタイムズによれば、セイバンでは外国人客の需要に応えるため、外国語を話せるスタッフの採用を検討しているという。