自由の女神が闇に消えるハプニング 国際女性デー前夜に
(CNN) 米ニューヨークの夜空に浮かぶ「自由の女神」像の照明が7日、約2時間にわたって消えるハプニングがあった。国際女性デーの前夜という偶然に、ツイッターは一時騒然となった。
照明は同日午後10時ごろに突然消え、自由の女神が闇に包まれた。
像を管理する国立公園局(NPS)によると、修繕作業にともなう一時的な消灯で、事前に計画されていたわけではなかったという。
だが事情はどうあれ、この光景に象徴的な意味を見出した人々がいた。
8日の国際女性デーには、1月にワシントン発の大規模デモ「女性の行進」を主催した団体が「女性のいない1日」と名付けたストライキを企画した。この団体はツイッターの公式アカウントを通して「自由の女神よ、運動に賛同して明かりを消してくれたことに感謝します」と呼び掛けた。
自由の女神は先月も、市民運動の象徴として注目を集めたばかりだ。トランプ大統領の移民政策が物議を醸すなか、像の台座部分に「難民歓迎」という横断幕が掲げられた。NPSがすぐに取り外したが、台座の銘板には昔も今も、世界の貧しい人々、自由を求める人々を招き入れようとする詩が刻まれている。