空飛ぶ車「エアロモービル」、2017年に発売
ニューヨーク(CNNMoney) スロバキアのエアロモービル社は、空飛ぶ自動車「エアロモービル3.0」を2017年に売り出す計画を明らかにした。
同社によると、エアロモービルはわずか数秒で自動車から航空機に姿を変えることが可能。燃料はガソリンを使用する。車と航空機用の現存するインフラを使用でき、翼は折りたたんで車のように駐車できる。ただし全長は6メートル近くある。
サイトに掲載された動画では、エアロモービル3.0が普通の車と並んで道路を走行し、飛行場に到着すると翼を広げて芝生の上を滑走、普通の小型機のように空を飛ぶ姿を紹介している。
販売価格はまだ未定だが、スポーツ車と小型機の中間のような位置付けで、数十万ユーロを見込んでいるという。
座席はパイロット1人と乗客1人の2人乗り。機体後部にプロペラが付いている。道路走行時の最高時速は約160キロ、飛行速度は時速約200キロ以上。ガソリンがなくなるまでに飛行できる距離は700キロ。機体は鉄鋼の骨組みをカーボンで覆い、オーストリアのBRP社の航空機用4ストロークエンジン「ロータックス912」を搭載する。