上海株、続落で7.6%安 人民銀は市場に2.8兆円供給
香港(CNNMoney) 25日の上海株式市場は大幅に続落し、前日比7.6%安で取引を終えた。深セン株式市場の終値も同7.2%安となった。
上海総合指数はピークの6月12日から42%下落した。
中国人民銀行(中央銀行)は同日、市場に1500億元(約2兆8000億円)を供給した。
この日は東京株式市場も続落し、日経平均株価は前日比4%安の1万7806円70銭で取引を終えた。
オーストラリアや韓国の市場も下落して始まったが、終値は上昇した。
中国経済の減速懸念や米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ時期をめぐる不透明感、さらに過去6年余りで最低の水準まで下落した原油価格などが、市場に引き続き影を落としている。ただ専門家の間では、投資家が中国経済のリスクに過剰反応しているとの見方も出ている。