サッカーで八百長100回、仕掛けた人物に初のテレビインタビュー

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サッカーの大物フィクサーに初のTVインタビュー

(CNN) 世界のサッカー協会や選手、審判らと接触して多数の八百長試合を仕掛けたシンガポール人の大物フィクサー、ウィルソン・ラジ・ペルマル氏(49)がこのほど、CNNの番組で初のテレビインタビューに応じ、「後悔はしていない」などと語った。

ペルマル氏はインタビューで「正確に数えたことはないが、八百長を仕掛けた試合は80~100回くらいだと思う」と述べた。

「ベンチに入って選手や監督を指図したこともあるほど、簡単なことだった。取り締まりは皆無で、審判ともすんなりと接触できた」と話す。一部の協会から「大歓迎」を受けたことさえあるという。

八百長工作を通して稼いだ金は約500万ドル(約5億2000万円)に上ったが、すべてギャンブルで使い果たした。

同氏は最近、自身の半生を振り返った著書「Kelong Kings」を出版した。「子どものころは兵士になるのが夢だったが、学校時代に犯罪歴を作ってしまって断念した。19~20歳のころに賭博(とばく)にはまり、負けたくない一心で八百長フィクサーになった」という。

1980年代に故郷のシンガポールで地方のサッカー試合を仕掛けたのが始まりだった。その後、世界最大規模とされるフィクサー組織の仲間に入る。

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