F35機を値下げ、1機8億円分 米製造元
(CNN) 米軍の次期主力戦闘機F35の製造元である米ロッキード・マーチンは4日までに、同型機の計90機分を米国防総省に総額85億ドル(約9600億円)で売却することに新たに同意したと発表した。
過去の契約内容と比べた場合、7億2800万ドルの節約が実現するとしている。8%の値下げになる計算で、1機当たりでは約700万ドル(約7億9100万円)の削減となる。今回対象となった90機のうち55機は米軍用で、残りの35機は同盟国などの分となっている。
ステルス機能を有するF35の導入費に関してはトランプ大統領が高すぎると難色を示し、F/A18型機の改良モデルで代替可能かどうかの調査を命じていた。
これを受け同社のマリリン・ヒューソン最高経営責任者(CEO)がトランプ氏と会談し、値下げを検討するとの個人的な約束をしたことを明らかにしていた。