不明マレーシア機の捜索、インド洋で再開
(CNN) 今年3月に消息を絶ったマレーシア航空の旅客機の捜索が、6日からインド洋南部で再開された。現場の海域にはまず捜索船「GOフェニックス」が到着し、今月中にオランダ船2隻が加わって、音波探知機を使った海底の捜索で機体の発見を目指す。
マレーシア航空の旅客機370便は3月8日午前1時半ごろ、マレーシアとベトナムの間の海上を飛行中に管制塔との連絡が途絶えた。
当初は14カ国の航空機や船舶が出動して南シナ海を捜索したが、その後同機が進路を変えて南へ向かっていたことが分かり、オーストラリアの西部沿岸から約2000キロ離れたインド洋の海域で捜索が続けられた。
しかし7週間がかりの捜索でも機体は見つからず、空からの捜索は4月下旬に打ち切られて海底の捜索に重点が移った。
捜索を主導するオーストラリア政府はいったん捜索を延期。オランダの測量会社と契約して、捜索対象となる海底の詳細な地形図を作成していた。
6日から始まる捜索ではまずマレーシア政府から提供されたGOフェニックスが12日間の捜索を行った後、補給のため西オーストラリアのフリーマントルにいったん寄港。10月中にオランダ船2隻が加わって、約1年かけて重点海域の捜索を予定している。