乗客が出発間際に非常口開ける、便が欠航に 中国

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北京(CNN) 中国南西部の昆明長水国際空港で、東方航空の国内便の大幅な遅れに腹を立てた乗客が出発間際に非常口を開けたため、同便が欠航になるハプニングがあった。

同便は10日、乗客153人を乗せて北京へ出発するはずだった。昆明長水国際空港発ではこの日、雪のため100便以上に遅れや欠航が出ており、同便も出発予定が7時間遅れていた。

午前3時45分ごろ、除氷のために乗員が空調のスイッチを切ったところ、機内で2時間あまり待たされていた乗客の怒りが爆発。除氷のため30分ほど空調を切る必要があるという機長の説明にも納得せずにツアーの団体客が騒ぎ始め、同機が出発ゲートを離れたところで突然、4カ所ある非常口のうち3カ所が開いた。

このため同便は欠航となり、ツアー客は25人全員が拘束された。当局は男性客が女性ツアーガイドに促されて2カ所の非常口を開けたと断定。2人は15日間の禁錮を言い渡された。警察は残る1カ所の非常口を開けた人物を探している。

旅客機の遅れが恒常化している中国では、腹を立てた乗客が起こすトラブルが頻発している。 タイのバンコクから中国へ向かっていたエアアジアの旅客機内でも、中国人乗客が客室乗務員に熱湯をぶちまける騒ぎが昨年12月に起きていた。

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