マドンナの新プロジェクト、言論と表現の自由訴え
(CNN) 米歌手マドンナが表現の自由を推し進めるプロジェクト「アート・フォー・フリーダム(Art For Freedom)」を展開している。
このプロジェクトは、ビデオや音楽、詩、写真を広く募集し、アートで迫害や不寛容、独善に立ち向かおうというものだ。
マドンナはCNNのアンダーソン・クーパーのインタビューに対し、「世界中の人々に『自分にとって自由とは何か』という問いに答える機会を提供したい」と述べ、「プロであるなしを問わず、自分の創造性を生かして自分自身を表現するようみんなを励ましたい」と語った。
9月にはロサンゼルスやニューヨークなど10都市でイベントを開催。今回のプロジェクトのために写真家スティーブン・クラウンと共同制作した映像作品『シークレットプロジェクトレボリューション』を公開した。
マドンナの今回のプロジェクトへの意気込みは強く、子育てを別にすると、これまでの人生でもっとも重要なプロジェクトと位置づけているらしい。
「よき親となって子供を育てることに強い責任感を感じている。同じことはこの映像作品にも言える。相当量の労力もかけたし、自分のお金もたくさん使った。スティーブン・クラインも同じ」とマドンナは言う。
「このプロジェクトを始めたのは、光が当たるべき問題に光を当てるため。私たちの住む世界はある意味、崩壊しつつある」とマドンナは語った。
「私たちはお互いを人としてどう扱っていいか分からなくなり、生活やニーズ、自己満足にとらわれている。そのことを人々に伝えなければという使命感を強く感じている」とも語った。