「だから私は性器を切り落とした」 米ラップ歌手が告白
(CNN) 米ロサンゼルスで今年4月に、自分の性器を切り落としてビルの2階から飛び降りたラップ歌手のアンドレ・ジョンソンさんが、沈黙を破って芸能サイト「E!」のインタビューに応じ、事の成り行きを説明した。
ジョンソンさんは4月、ノースハリウッドで自分の性器を切り落とし、ビルの2階から飛び降りた。
インタビューでは「あの晩はドラッグをやっていた。でも自分を完全にコントロールできていた」と主張。「あれを切り落としたのは、自分の問題のすべての根っこがそこにあったから。この問題の解決策が、セックスは死すべき人間のためのものであり、自分は神だと悟ることだった。その種の行為は私をトラブルに巻き込む。私は神としてここに来た」と話した。
ジョンソンさんの芸名は「クライスト・ベアラー」(『キリストを背負う者』の意味)。米ヒップホップグループ「ウータン・クラン」系列のバンド「ノーススター」のメンバーとして活動している。
これまで沈黙を保っていたのは「気が狂ったと思われるから。この件については心の底から話したくなかった」という。
切り落とした性器は再生できなかった。退院後は精神分析医に通っていたが、もう大丈夫だと診断されたという。
病院で目を覚ました時にはまだ生きていることを神に感謝し、「自殺はしたくなかった」とジョンソンさんは語る。「あれは単なる悪魔への対応だった。彼らは全力で私をとらえようとした。でも生き延びて考えが固まった。私は生きている。性器があってもなくても」