2022年W杯、11~12月開催を提案 FIFA部会
(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)の作業部会は25日までに、2022年にカタールで開かれるワールドカップ(W杯)について、11~12月にかけての開催を提案した。FIFAのバルク事務局長は、決勝戦がクリスマスイブやクリスマス当日に重なることはないと説明している。
これまでのW杯は6~7月の開催が通例だったが、FIFAはカタールの夏の猛暑を考慮して開催時期をずらすことを検討していた。
作業部会は2022年大会の期間を短縮することも提案した。開催時期は3月18~19日に開かれるFIFA理事会で正式決定される。
ただ、欧州の冬に当たる時期にW杯を開催することに対しては、欧州の有力クラブチームからの反発が予想される。イングランドのプレミアリーグ幹部は失望を表明した。
一方、欧州サッカー連盟(UEFA)は作業部会の提案を支持する方針で、試合の日程を調整して対応すると表明した。
米国では、フォックステレビが2018年と22年、26年のW杯の放映権を獲得しているが、11~12月はアメリカンフットボールのシーズンとぶつかることから反発も予想される。