安倍首相に単独インタビュー、日中関係やアベノミクス語る
(CNN) 安倍晋三首相は27日までに、CNNの番組「ファリード・ザカリアGPS」で単独インタビューに応じ、安倍政権の経済政策「アベノミクス」や日中関係などについて語った。
以下、インタビュー内容の一部
ファリード・ザカリア(以下「ザカリア」):世界中がアベノミクスについて話しているが、褒める向きもあり、また批判をする向きもある。2本の矢、つまり金融緩和と財政出動は取り組みやすい部分ではないかと思うが、先進国の中でも最も債務負担が大きい国が金融緩和をして金を使っている。その中で、これから取り組む改革が最も困難であると言われている。
安倍首相:一昨年、日本の経済は危機的だった。日本はたそがれを迎えている、日本は成長できないんだと言われてきた。
このムードを変えて日本人の自信を取り戻す必要があった。実は日本では金融の世界あるいは財政の世界においても、1本目の矢、2本目の矢は強い批判を受けた。だが私はその批判をはねのけて、黒田総裁とともに1本目、2本目の矢を放つことができた。その成果は上がっていっている。確かにこれから重要なのは3本目の矢だ。
3本目の矢の構造改革について、抵抗する人たちにも今まで私がやってきたことは正しかっただろうと認識させていく上で、難しい構造改革を進めていくことが大切だと思っている。