スノーデン元職員が公開書簡、米英情報機関を批判

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スノーデン元職員を支持するデモ参加者

スノーデン元職員を支持するデモ参加者

(CNN) 独誌シュピーゲルは3日、米国家安全保障局(NSA)の情報収集活動を暴露したエドワード・スノーデン米中央情報局(CIA)元職員(30)が書いたとされる公開書簡の内容を伝えた。法の規制や監督外で大量の情報を収集している2大機関として、NSAと英政府通信本部(GCHQ)を名指ししている。

「真実の宣言」と題したこの書簡は「現時点で公開されている文書をみる限り、違法な情報活動を行っている2大機関はNSAとGCHQだ」としたうえで、「大規模情報収集は世界的な問題であり、世界全体で解決する必要がある」と主張。さらに、各国政府はこの問題についての議論を妨げるため、情報公開を犯罪とみなす方針を示してジャーナリストを脅していると批判した。

書簡はスノーデン元職員が亡命先のモスクワで1日に執筆し、極秘ルートで同誌に送られたという。ドイツ語の掲載文をCNNが英語に翻訳した。

スノーデン元職員は、NSAによる米国内外での通信傍受などを示す機密文書を次々に公開している。シュピーゲルは最近、元職員が提供した文書に基づく情報として、NSAがメルケル独首相の携帯電話を盗聴していたと伝えていた。

元職員は先週、モスクワで面会したドイツの野党議員に同国政府への書簡を託した。この中で、米政府による情報収集活動の事実解明に協力したい意向を改めて示していた。

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