独で開発のマイクロカー、「カニ走行」や変形も

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ドイツで開発中の小型電気自動車(EV)。車体を変形させ、車輪の向きを変えることで狭いスペースにも簡単に駐車できる=独DFKI提供

ドイツで開発中の小型電気自動車(EV)。車体を変形させ、車輪の向きを変えることで狭いスペースにも簡単に駐車できる=独DFKI提供

(CNN) 「メガシティー(巨大都市)のためのマイクロカー」――ドイツの技術者チームが開発している小型の電気自動車(EV)は、カニのように横移動したり車体を短く変形したりしながら、都市の限られたスペースを自由自在に駆け回る。

「EOスマート・コネクティング・カー2(EOscc2)」と名付けられたこの車は、独ブレーメンのDFKIロボティクス・イノベーション・センターが3年前から開発に取り組んでいる。

このほど完成した第2弾の試作車は、最高時速65キロの2人乗りだ。第1弾に比べてはるかに信頼性が増したという。車体の長さは約230センチ。後輪を前方へ寄せて150センチ程度まで縮めることができる。その際車内スペースの位置は高くなるが、乗り心地は快適なままだという。一度に4時間の充電で50~70キロ走行する。

4つの車輪にはそれぞれモーターが付いている。車輪の向きを90度変えて横向きにすれば、都心の狭いスペースにも簡単に駐車できる。プロジェクトの責任者によれば、通常モードから横向きモードへの切り替えには4秒ほどしかかからない。

車体を短くした状態で横向きに走ったりその場で向きを変えたり、充電スタンドにつないだりすることも可能だ。

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