米政府職員の個人情報流出、1800万人分か 想定の4倍に
ワシントン(CNN) 米人事管理局(OPM)のコンピューターネットワークが何者かに不正アクセスされ、連邦政府職員らの個人情報が盗み出された問題で、盗まれた情報は当初推定された420万人を大幅に上回り、1800万人分に達していることが23日までに分かった。調査の状況を知る米当局者が語った。
同当局者によると、連邦捜査局(FBI)のコミー長官が最近、上院の非公開会合で、OPMの内部データを基に新たな推定人数を示した。
現職員と元職員のほか、政府機関の求人に応募しただけで実際には就職しなかった人の情報も流出したとみられる。また、データベースに保存されていた職員らの身辺調査票には、本人だけでなく家族や関係者の個人情報も記載されていた。米政府史上最悪の規模の情報流出とされ、人数は今後さらに増える恐れがあるという。
OPMへの不正アクセスは今年4月に発覚した。米当局者らは、背後で中国政府が関与した疑いがあると指摘している。