ながらポケモンの危険な実態、ツイッターや報道分析で実証
(CNN) 7月の登場以来、世界で大ブームを巻き起こしてきたスマートフォンゲーム「ポケモンGO」。ユーザーが運転中も歩行中もポケモン捕りに熱中するあまり、注意散漫になっている実態を裏付ける検証結果がこのほど発表された。
研究チームは7月10日から20日の間でツイッターに投稿された内容や、グーグルで検索したニュース記事を分析してポケモン絡みの交通事故の実態を調査。米医師会誌JAMAに発表した。
ツイッターに投稿された4000件の内容を調べた調査では、「母はポケモンを捕まえるために道路の真ん中で車を止めた」「ポケモンGOをしていてあやうく車にひかれそうになった」といった投稿も見つかった。
人口比で換算すると、ポケモンに夢中になったドライバーや歩行者の実態を形容するツイートは10日間で推定11万3993件に上った。
事故についてはグーグルでニュースを検索し、ポケモン絡みの事故は10日間で14件発生していたことが分かった。
7月に比べるとブームはかなり沈静化したものの、研究チームは今回の検証結果をメーカーの安全対策やユーザーの啓発に役立ててもらいたい意向。道路に近付いたり一定の速度を超えたりするとゲームができなくなるといった対策も提言している。
ゲームの中では実際に、移動速度を計測してユーザーに運転中でないことを確認させる機能が加わった。