米ベライゾン、11都市で5Gの実証実験開始へ
サンフランシスコ(CNNMoney) 米通信大手ベライゾンは22日、第5世代移動通信システム「5G」の実証実験を全米の11都市で今年上半期から開始すると発表した。
5Gは4Gに比べて最大で40倍の通信速度を実現する。いずれ自動運転車からロボットまで、あらゆるもののネット接続に使われる見通しだ。
実証実験が行われるのはアンアーバー(ミシガン州)、アトランタ(ジョージア州)、バーナーズビル(ニュージャージー州)、ブロックトン(マサチューセッツ州)、ダラス(テキサス州)、デンバー(コロラド州)、ヒューストン(テキサス州)、マイアミ(フロリダ州)、サクラメント(カリフォルニア州)、シアトル(ワシントン州)、首都ワシントンの11都市。
実験に参加できる契約者は、新しい5G基地局からの距離をもとにベライゾンが選んで通知する。
5Gは数年前から研究室や試験的な環境での実験が行われていた。ベライゾンは2020年をめどに、米全土で正式サービスの開始を目指している。
AT&Tも間もなく、テキサス州オースティンで衛星放送ディレクTVの加入者を対象に5Gの実証実験開始を予定している。
通信が高速化すれば高画質ビデオなどのダウンロード容量が増える一方、データ通信料も増大する。