作戦成功の確信なかった 米大統領が振り返る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ワシントン(CNN)  オバマ米大統領は8日、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者殺害の作戦を振り返り、同容疑者がパキスタン北部アボタバードの邸宅にいるとの確信はなかったものの、危険を冒すだけの価値はあったと述べた。米CBSテレビの番組で語った。

オバマ大統領によると、作戦を実行した邸宅にビンラディン容疑者がいる確率は、五分五分をわずかに上回る「55%」程度とみられていた。「他国の領土に侵入してヘリコプターを着陸させ、軍事作戦を実行する。もしこれがドバイの富豪かだれかで、そこへ特殊部隊を送り込んでしまったのだとしたら大問題になっただろう」と大統領は話した。

一方で、作戦の確率を心配して眠れないようなことはなかったと強調。同容疑者が受けた「裁き」に疑問を投げ掛ける者がいるなら「頭を検査した方がいい」と言い切った。

ただ、作戦実行中に不測の事態が起きることを恐れていたとも語り、ホワイトハウスで作戦の模様を側近らと見守った時間は、次女サーシャさんが生後3カ月で髄膜炎にかかった時を除けば「人生で最も長い40分間だった」と話した。

作戦についてはごく少数の補佐官ら以外には知らせず、「家族にも言わなかった」という。事前にパキスタン政府に連絡しなかったことについても、「側近にさえ明かさないことを知らない相手に話すわけがない」と説明した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]