民家で立てこもり、犯人の男含む4人が死亡 米コロラド
(CNN) 米コロラド州オーロラの警察当局は6日までに、民家に立てこもった男が警察との銃撃戦で死亡し、家の中からさらに3人の遺体が発見されたと発表した。昨年7月にはこの街の映画館で銃乱射事件が起き、数十人の死傷者が出ていた。
民家から無事脱出した女性によると、男が銃撃を始めたのは5日午前3時前。脱出の時点で、家の中の3人はすでに死んでいる様子だったという。駆けつけた警官隊が拡声器や電話を通して投降を促し、催涙ガスも使用したが、男は従おうとしなかった。
約5時間後、特別機動隊(SWAT)が窓を破壊したのに対して男が発砲。さらに1時間後、男は2階の窓から警官隊に向けて発砲した。警官らの撃ち返した弾が男に当たったとみられる。警官側にけがはなかった。
当局によれば、民家に突入した警官隊が男性2人、女性1人の遺体を発見した。犯人の男も2階の寝室で死んでいるのが見つかった。死者の身元は公表されていないが、互いに知り合いまたは親類だったとみられ、この家の住人だったのかどうかなどについて当局が詳しく調べている。
オーロラ市内の映画館で昨年起きた銃乱射事件では12人が死亡、58人が負傷し、25歳の男が殺人罪などに問われている。