給食費未払いの生徒はランチ抜き、保護者「いじめだ」と反発 米
(CNN) 米マサチューセッツ州の中学校で、給食費未払いの生徒に給食を支給しない措置が取られていたことが分かり、保護者などが反発している。
CNN系列局WJARの報道によると、同州アトルバロの中学校で4月1日の週に、5セント以上の未払いがある生徒が学食の従業員から、給食は出せないと通告された。
学食は民間企業が運営しており、この企業によれば、25人ほどの生徒が給食を食べられないまま学食を出る羽目になったという。
これに対して保護者は「いじめであり怠慢であり子どもの虐待だ」と強く反発している。同校のアンドルー・ボールズ校長は保護者などに謝罪した上で、責任は学食運営会社にあると弁明した。
同社も謝罪の談話を発表し、会社の方針として給食を支給しなかったわけではないと説明。同社広報は「従業員が自分たちの判断で許可なく方針を変更した」「当社としては把握していなかった」と話している。
同社は米北東部の州で80校に給食を提供しているが、CNNのこれまでの取材では、同社で同様の事例が過去にあったとの報告は確認できていない。
給食費に未払いがある生徒は通常、チーズサンドイッチなどのメニューを支給され、同社から保護者に連絡しているという。