米動物愛護団体、無人機で狩猟を監視 射撃団体は「撃ち落とす」

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無人偵察機で狩猟中の違法行為などを監視へ

無人偵察機で狩猟中の違法行為などを監視へ

(CNN) 米動物愛護団体の「PETA」が、無人偵察機を飛ばして狩猟中の違法行為などを監視する計画を発表した。これに対して射撃愛好家などの団体は、無人機を撃ち落とすと公言している。

PETAは小型無人機を遠隔操作して、機体に取り付けたカメラでハンターによる違法行為を監視する計画。ほかにも農場や漁場など、「動物たちが日常的に苦しめられ、死んでいる場所」に無人機を飛ばす予定だという。

無人機はまだ入手しておらず、具体的にいつどこへ飛ばすかも未定。しかし特に熊の狩猟を監視したい意向だとしている。熊の狩猟は法律で認められているが、PETAの代表は、餌を使って熊をおびき寄せたり、小熊のいる母熊を殺したりするハンターを見つけ出したいと説明。「無人機は大抵が殺人マシンとして使われるが、PETAの無人機は命を救うために使われる」と強調した。

米国では米連邦航空局(FAA)が模型飛行機などの飛行を規制しているが、PETAはこの規制に沿って無人機を飛ばす意向。同団体は英国、オランダ、ドイツ、香港、インドでも活発に活動しており、海外でも無人機を使う予定だとしている。

一方、スポーツ射撃団体のウェブサイトはこの発表を受け、PETAの無人機を射撃練習の的として使うよう呼びかけた。

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