米国務省、買春など職員の不正行為を隠ぺいか
また、ヒラリー・クリントン前国務長官の警護官が海外出張中に買春を行った疑いも指摘されている。調査を担当した監察官は「買春は習慣化していた」と結論付けたという。
イラクの米大使館近くに「地下麻薬組織」が存在し、外交保安局と契約する請負業者らに麻薬を提供していた疑惑が浮上。この件では調査のため現地に派遣された捜査官が調査の妨害に遭ったという。
これらの疑惑は、米CBSテレビが10日に報道した。報道を受け、米国務省のサキ報道官は10日に会見を開き、「一連の疑惑を重く受け止め、徹底した調査を行っている。CBSで報道されたすべての事例は、すでに調査済みか、現在調査中で、国務省は今後も対応を続ける」と述べた。
クリントン前国務長官の広報担当者は、「(クリントン氏は)疑惑や調査について、報道で初めて知った。報道されていること以外は何も分からない」とコメントした。