米カリフォルニア州で同性婚承認、早速挙式のカップルも
(CNN) 米カリフォルニア州高裁は28日、米連邦最高裁が婚姻を男女の関係に限った連邦法「結婚防衛法」を違憲とした今月26日の判決を受け、同州内の同性婚を再び認める判断を示した。
高裁の判事3人は、2008年の住民投票結果を受けた同性婚禁止の執行を即座に停止すると述べた。
28日の判断を受け、08年の住民投票をへた同性婚禁止に反発、提訴していたカップル2組のうち1組が結婚証明書をもらい、サンフランシスコ市庁舎で挙式を行った。
カリフォルニア州では08年5月、州最高裁が同性婚の禁止は基本的な公民権を全ての州民に保障する州法に抵触するとの判断を示していた。しかし、同年11月の住民投票で婚姻は男女の関係だけに限るとする州法条項を52%が支持し、同性婚の執行が停止となっていた。
連邦高裁はその後、この条項は憲法違反としながらも同性婚の承認停止は続けていた。
26日の連邦最高裁の判決では、同性婚禁止のカリフォルニア州法条項に触れ、条項を支持しない州政府当局に言及しながら、住民投票結果を守る住民の立場に疑問を呈した。