牛肉製品1.8トン、BSE関連でリコール 米農務省
(CNN) 米国で牛肉を処理する際の牛海綿状脳症(BSE)感染危険部位の除去に関連して、牛肉製品1.8トンのリコールが発表された。
問題の牛肉はミズーリ州ジャクソンの加工場で処理され、コネティカット州にある小売大手ホールフーズの配送センターに配送された。同センターはマサチューセッツ州など米北東部ニューイングランド地域の店舗と、ニューヨーク市やカンザス市などの飲食店に商品を卸している。
牛肉は2013年9月~2014年4月にかけて加工された。米農務省の報道官は処理された牛について、「すべて解体前と解体後に検査官が検査を行っており、異常な兆候やBSEに関連した症状は認められなかった」としている。
ただ、神経組織を取り除いたことを証明する書類が完備していなかった製品について、慎重を期すために、軽度のリスクに分類されるリコールを発表した。
農務省にも製造業者にも、対象製品の摂取に起因する有害反応は報告されていないという。