同性愛者の来店拒否を宣言、銃保持者は歓迎 米の車修理店
(CNN) 米中西部ミシガン州で自動車修理店を営む男性が18日までに、同性愛者の客を拒否し、銃の保持支持者の来店を歓迎し割引価格で注文を受けるとの経営方針を宣言した。
同州グランドビルにある店のフェイスブック上で表明したもので、経営者は「もういい加減にして欲しい。保守的な米国人の声がかき消されつつある。自分が適正と考える方法で商売を続ける」と強調した。
来店する客の性別は問わないが、愛情がこもった振る舞いを公に示し合う同性愛者の仕事は受けないとも断言。その上で、「私はキリスト教徒であり、会社はこれに沿ったビジネスを進める。不正直、窃盗や道徳に反する素行は歓迎しない」と明言し、「同性愛は間違っている。以上」と主張した。
さらに自らの考えは変えないとして、保守派にも言論の自由があると強調。「明白なことは、白人なら仕事に就き、教会にも行き、銃も持つことだ。この見方は人種差別主義者と解釈される。言論の自由はリベラル派だけのものではない」とも続けた。
地元のCNN系列局「WOOD TV」によると、男性は自宅に経営方針の反対者が現れ、当局への連絡を強いられたと主張。殺害の予告も受け、全米から数百本規模の電話を受けたことも明かした。
同テレビ局によると、ミシガン州では性的指向に絡む差別は禁じられていないが、一部の自治体ではこれを禁じる条例などを制定している。グランドビルはこの中に入っていない。