米ホワイトハウスでまた侵入騒ぎ、フェンス越えるもすぐ拘束
(CNN) 感謝祭の休日に当たる26日午後2時45分ごろ、米ホワイトハウスのフェンスを乗り越えて男が敷地内に侵入し、シークレットサービスに取り押さえられた。大統領一家は公邸内で感謝祭を祝っているところだった。
シークレットサービスによると、ジョセフ・キャプト容疑者はホワイトハウス北側のフェンスを乗り越えて庭に侵入。すぐに取り押さえられ、拘束された。
現場を目撃したCNN記者によると、同容疑者は封筒を持ち、青いシャツと白いパンツ姿で米国旗を身にまとっていた。拘束した隊員は銃を抜き、警察犬を連れていたという。
ホワイトハウスは約2時間後に警戒態勢を解除した。しかし北側と南側のフェンス周辺は同日夕刻の時点で一時的に封鎖されたままとなっている。
ホワイトハウスのフェンスが乗り越えられ、敷地内に侵入された事件は今年に入ってこれで少なくとも3度目になる。昨年9月には、イラク戦争に従軍経験のある42歳の元兵士がホワイトハウスの建物内に侵入し、大統領公邸につながる階段まで到達する事態も起きた。
相次ぐ侵入騒ぎを受けて、柵には長さ約18センチの剣先フェンスが取り付けられたが、26日に侵入した男はこれも乗り越えた。