総得票数で劣勢のトランプ氏、「数百万人が不正投票」と主張
ワシントン(CNN) 米大統領選に勝利した共和党のドナルド・トランプ氏は27日、「数百万人」の有権者が「不正に」民主党候補のヒラリー・クリントン氏に投票していたと主張した。ただし、主張を裏付ける証拠は示していない。
大統領選の勝者となったトランプ氏が、不正投票の疑惑を指摘したのは初めて。投票に大規模な不正があった形跡は見つかっていない。
大統領選ではトランプ氏が獲得選挙人数でクリントン氏を上回り、勝利を収めた。しかし総得票数ではクリントン氏が約200万票も上回っている。
これについてトランプ氏は「不正に投票した数百万人を差し引けば、総得票数でも私の勝ちだ」とツイートした。
陰謀説を主張する一部のウェブサイトには、トランプ氏が総得票数でもクリントン氏を上回ったとする虚偽の記事が出回っている。トランプ氏のツイートはこうした記事を指していた可能性もある。