米大統領補佐官にマクマスター中将を起用、フリン氏の後任
(CNN) 米国のトランプ大統領は20日、国家安全保障問題担当の大統領補佐官に陸軍能力統合センター長のH・R・マクマスター中将を起用すると発表した。辞任に追い込まれたマイケル・フリン氏の後任となる。
マクマスター氏はトランプ大統領の補佐官の1人として国家安全保障会議(NSC)を主導する。フリン氏の辞任以降、国家安全保障問題担当補佐官代行を務めていたキース・ケロッグ元中将はNSCの首席補佐官に復帰する。
トランプ大統領はフロリダ州の私邸でマクマスター、ケロッグ両氏と共に記者会見し、マクマスター氏を「素晴らしい才能と多大な経験の持ち主」と紹介。マクマスター氏は「米国民の利益の進展と保護のために全力を尽くす」と表明した。
同氏はドイツや南西アジア、イラクなどに駐留した経歴を持ち、2007年にはイラクで米軍率いる有志連合のペトレイアス司令官の特別顧問を務めた。
フリン氏の後任人事を巡っては、最初に就任を打診されたロバート・ハワード元海軍中将が辞退。トランプ大統領は19日にマクマスター氏を含む数人の候補者の面接を行っていた。