米陸軍、新型ヘルメットを発注 25%の軽量化
ニューヨーク(CNNMoney) 軍用ヘルメットなどを手掛ける米企業「リビジョン・ミリタリー」は23日までに、米陸軍に新型のヘルメット約30万個を納入する新たな契約を結んだと発表した。契約総額は最大で9800万ドル(約109億円)。
新型のヘルメットは金属製ではなくポリエチレン製で、同社が2012年に陸軍に引き渡した18万4000個と比べ4分の1軽くなったという。爆発の衝撃、短銃の着弾や実戦に臨んでの傷み対策などに強味を持つとしている。
同社の最高経営責任者(CEO)によると、陸軍は少なくとも15%軽い新型ヘルメットを要望し、これを満たすため技術者は数年間の努力が必要だったとしている。一般販売もされ、1個の値段は600ドルから700ドル。
リビジョン・ミリタリー社はこれまで、陸軍にヘルメット110万個を供給してきた実績を持つ。陸軍は今回の新契約発注において、入札に応じた企業の数は明らかにしていない。