米コロンビア大、デモ参加者立てこもるホールに警官突入 数十人を拘束

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米コロンビア大、デモ参加者立てこもるホールに警官突入

(CNN) 全米各地の大学で反イスラエルの抗議運動が広がるなか、震源地となったニューヨーク市のコロンビア大学で4月30日夜、数十人が拘束されたのをCNNが確認した。これより前、ニューヨーク市警の警察官らが大学構内に入っていた。

拘束された人々は結束バンドを装着されて、バスに乗せられた。

この日の未明、デモ参加者らが同大構内にあるハミルトン・ホールに突入していた。大学の広報担当者は夜に声明を出し、デモ参加者らが状況を激化させたことに遺憾の意を表明。ホールは占拠され、破壊や封鎖が行われていると述べた。

また、ホールへの突入を主導したのは大学に所属する人間ではないと明らかにした。

デモ参加者らによる立てこもりを受け、ニューヨーク市警は2階の窓からハミルトン・ホールに突入した。中継の映像には、少なくとも50人の警察官が長い足場を使って建物の2階に上り、窓から入る様子が映っている。大半はヘルメットを装着し、一部には頑丈な切断用の工具や結束バンドに似た拘束具を携帯している警察官もいた。

ニューヨーク市警は報道陣に対し、ホール立てこもりへの対応に当たり「注意をそらす装置」を使用したと述べたが、催涙ガスが使用された可能性があるとの報道は否定した。

報道官によれば同市警は突入などの際、閃光手榴弾(せんこうしゅりゅうだん)などで人々を驚かせ、注意をそらせる手法をとる。

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