前IMF専務理事の集団レイプ事件、捜査打ち切り 仏検察
パリ(CNN) フランス・リールの検察は2日、国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロスカーン前専務理事が米首都ワシントンで集団レイプに関与したとされる事件について、捜査を打ち切ったと発表した。
この事件では、被害者とされたベルギーの女性の証言を発端として、検察が捜査に着手した。ところがこの女性が証言を撤回し、告訴しない意向を示したことから、捜査を続ける根拠がなくなり、強姦罪での立件は不可能と判断した。
ストロスカーン前専務理事はこの事件とは別に、売春組織に関与した疑いも持たれており、そちらの捜査は続行する。
同前専務理事は一貫して、犯罪への関与を否定している。