売春拒否した20歳女性の首を切断 アフガン
アフガニスタンでは1996~2001年のタリバーン政権時代、女性の就学や就労、政治参加は認められなかった。04年には憲法で女性が教育を受ける権利を認められたが、いまだに地域によっては、女子の通学は危険を伴う。
家族によって虐待されたり殺されたりする例もある。7月には、不倫を疑われた女性がタリバーンである夫によって公開処刑された。
去年、13歳でアフガン軍兵士に嫁がされ、虐待されたサハル・グルさんの事件は世界に大きなショックを与えた。サハルさんは夫に強姦されたうえ、すぐに妊娠しなかったことをとがめられて数カ月にわたって地下室に監禁された。サハルさんは爪をはがされるなどの暴行を受けたほか、「女の務めを果たさなかった罰」として売春を強要されたという。
10年8月のタイム誌の表紙を飾って話題となった鼻のないアフガニスタン女性のアイシャさんも、嫁ぎ先から逃げだそうとして鼻と耳を削がれた。アイシャさんは現在、米国にいるが、虐待によって受けた心の傷は癒えていない。