新年の花火大会で見物客殺到、60人死亡 コートジボワール
(CNN) 西アフリカ、コートジボワールの最大都市アビジャンで1日午前1時ごろ、新年を祝う花火を見終えた数百人の観客が帰宅しようと狭い路地に殺到し、60人が殺到する人々に踏まれたり、圧迫され窒息したりするなどして死亡した。死者60人の内訳は、子ども26人、女性28人、男性6人だという。
コートジボワールのバカヨコ内務相によると、この事故でさらに49人が負傷し、そのうち2人は重体だという。ただ、花火大会の間は適切な安全対策が取られていたとしている。
今回の花火大会は、同国に平和が戻ったことを象徴するイベントと考えられ、国営AIP通信によると、数千人がこの祝賀イベントに参加しようと街に繰り出したという。大勢の観客の安全を確保するため5000人近くの警備員が動員されていた。
事故を受け、同国のワタラ大統領は、3日間、国として喪に服すことを宣言するとともに、迅速な原因究明を約束した。