米無人機攻撃で17人死亡か パキスタン北西部
イスラマバード(CNN) パキスタンの情報当局者らによると、同国北西部の部族地域で6日、米軍の無人機によるとみられる攻撃があり、17人が死亡、3人が負傷した。
現場はアフガニスタン国境に近い北ワジリスタン、南ワジリスタン両地区の境界付近。死傷者は武装勢力のメンバーだったとみられる。
南ワジリスタンでは先週も、米無人機によるとされる空爆で、イスラム武装勢力指導者のナジル司令官や副官2人を含む15人が死亡していた。同司令官は、2007年にパキスタン政府との間で結んだ和平協定を巡り、同国最大のイスラム武装組織「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」と対立関係にあった。協定で同国政府や軍を攻撃しないと表明する一方、米軍を狙った一連の攻撃に関与していたとされる。
米国は近年、パキスタン部族地域に潜伏する武装勢力への掃討作戦として、無人機攻撃を強化している。