キューバでコレラが流行、51人感染 屋台の料理で
ハバナ(CNN) キューバの当局は15日、首都ハバナでコレラが再び流行していると発表した。同国では昨年もコレラが流行し、当局は8月にいったん終結宣言を出していた。キューバでは昨年まで100年以上の間、コレラが流行することはなかったが、これで2年連続となった。
キューバ保健省によると、今回はこれまでに51人の感染が確認された。死者が出ているかどうかは明らかにしていない。今回の流行は、衛生管理が不適切だった屋台の料理が感染源になったという。
コレラに感染すると、ひどい下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出る。住民によると、流行が発生した地域では屋台が閉鎖され、建物の入り口には靴の消毒所が設置された。
世界保健機関(WHO)によると、世界では年間300万~500万人がコレラに感染し、10万~12万人が死亡している。しかしキューバでは、2012年まで100年以上の間、コレラは流行していなかった。