眼球など体の一部切除する連続殺人、2週間で18人犠牲 カメルーン
ヤウンデ(CNN) カメルーンの首都ヤウンデで、宗教儀式の犠牲になって殺されたと見られる遺体がこの2週間で18体発見され、住民を不安に陥れている。
18日には、行方不明になっていた17歳の女子高校生の遺体が幼稚園の近くに放置されているのが発見された。遺族によれば、遺体からは性器や舌、眼球、髪の毛、乳房が切り取られていたという。
この2週間に警察は、殺害されて身体の一部を切除された18人の遺体を発見している。当局によれば被害者は15~26歳の女性で、多くが地元の高校生だった。すでに複数の容疑者が逮捕されたという。
カメルーンの一部地域には、人間の眼球や舌などには魔力が宿ると説くまじない師や、これらが富や幸運を招くカギとなると信じる人々がいる。
宗教儀式の一環として人を殺すという行為は、教育が普及する前の1970年代までカメルーン各地に残っていた。