キルギスで米軍機が墜落
モスクワ(CNN) 中央アジアのキルギスで3日、米軍の空中給油機が離陸直後に墜落した。キルギスと米国の当局が明らかにした。
キルギスの非常事態省によると、墜落現場はキルギス北部の山岳地帯だという。また墜落した給油機が所属する米軍第376派遣航空団は、3人の乗員の消息は不明と発表した。
キルギスの首都ビシュケク近くのマナスにある同航空団の広報トランジットセンターによると、墜落したのは米空軍KC-135空中給油機で、同機と乗員はトランジットセンターに派遣されていた。現地には救急隊が駆け付け、同時に事故原因の調査も行われているという。
同トランジットセンターは、マナス空港内にある米空軍基地で、アフガン駐留米軍の輸送拠点となっている。
キルギスの国営メディアは、同国サティバルディエフ首相が墜落事故を受け、緊急会議を招集したと報じた。
サティバルディエフ首相によると、墜落した飛行機の残骸が半径約1キロの範囲に散乱しており、目撃者によると、給油機が墜落する際に1基のパラシュートが見えたという。また爆発の後、機体が半分に割れたとの目撃談もある。