北朝鮮で拘束の米国人、「交渉材料にはしない」 朝鮮中央通信

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北朝鮮で拘束の米国人男性、15年の労働教化刑

(CNN) 北朝鮮で拘束され15年の労働教化刑を言い渡された韓国系米国人のペ・ジュンホさんについて、朝鮮中央通信(KCNA)は5日、「(米国との)政治的交渉材料にはしない」と伝え、米国の要人訪問などによる解放を認めない姿勢を強調した。

KCNAは、ペさんが身分を偽って北朝鮮に入国し、「国家転覆」をはかったとして逮捕・訴追されたと報道。本人も「自分の罪を認めた」としている。

過去には北朝鮮で拘束された米国人が、カーター元大統領やクリントン元大統領といった要人の訪問によって解放された前例がある。

しかしKCNAはペさんのケースについて、「米国の北朝鮮に対する敵対政策が変わらない限り、人道的寛容は米国の不法行為を終わらせる役には立たない」と伝え、米国と北朝鮮の間で緊張が高まっているあおりで、事態の打開が難しくなっている状況を示唆した。

さらに、「米国の一部メディアは、北朝鮮が今回のケースを政治的交渉材料に使おうとしているのではないかと報じた。だがそれは馬鹿げた見当違いだ。今回の問題について、北朝鮮は米国のいかなる人物も招く計画はない」と伝えている。

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