イタリア沖で船沈没、死者110人
ローマ(CNN) イタリア南部ランペドゥーザ島沖で最大500人を乗せていたとみられる船が沈没して火災が発生し、少なくとも110人が死亡した。イタリア沿岸警備隊などが3日に明らかにした。
現場では救助作業が続けられており、これまでに154人が救出された。生存者は難民救援施設のあるランペドゥーザ島に身を寄せ、犠牲者の遺体も同島に運ばれている。
沿岸警備隊によれば、沈没した船はエリトリア、ソマリア、ガーナなどから来た約500人を乗せて、リビア沿岸から出港したとみられる。
ランペドゥーザ島はアフリカ大陸とイタリアの間にあり、欧州連合(EU)諸国を目指す難民が押し寄せている。大量の難民を乗せた船が沈没する事故も頻発していた。