米、G8準備会合を欠席へ ウクライナ情勢でロシアけん制

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G8サミットの準備会合に米当局者が参加しないとの方針が明らかになった

G8サミットの準備会合に米当局者が参加しないとの方針が明らかになった

ウクライナ・シンフェロポリ(CNN) 緊迫するウクライナ情勢をめぐる米国、ロシア両国のせめぎ合いが強まる中で米ホワイトハウスは2日までに、ロシア南部ソチで今年6月に予定する主要国首脳会議(G8サミット)の準備会合に米当局者は参加しないとの方針を明らかにした。

ウクライナ情勢に関してオバマ大統領は先月28日、ロシアがウクライナのクリミア半島地域から撤退しなければ重大な結果を招くと警告。準備会合の欠席宣言は軍事介入の構えを強めるロシアへの対抗措置ともなっている。

ホワイトハウスは声明で、ロシアが国際法違反の行動を続ければ、政治的かつ経済的な大きな孤立につながるとも主張した。

ホワイトハウス高官によると、ウクライナでのロシアの行動は場合によって対価を招くことをプーチン大統領に示すため、経済的、外交的に幅広い対抗措置を検討している。

一方、ロシア議会が1日、プーチン大統領にウクライナへの軍事介入を認め、オバマ氏が深い懸念を表明したことを受け、米連邦議会内ではオバマ大統領に決然とした行動を求める声が出てきた。

上院軍事委員会の有力メンバーであるマケイン議員は声明を発表し、米国と同盟国が対応を誤れば、プーチン大統領に対しより野心的、より攻撃的なウクライナへの軍事介入は可能とのメッセージを与えかねないと主張。

その上でオバマ大統領に対し、侵略行為でロシアが被る対価を明確にし、遅滞なくそれらの結果を突き付けることを求めた。

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