ベトナム当局、衛星撮影の物体発見出来ず マレーシア機不明

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中国の衛星画像に海上の物体

(CNN) クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便がフライト中に消息を絶った問題で、ベトナムの民間航空行政当局者は13日、中国が公表した衛星写真で同機の残骸の可能性がある複数の物体が発見された海域を同日上空から捜索したものの、漂流物はなかったと報告した。

ベトナムの国家救難捜索委員会の航空機が13日朝、問題の海域上空を飛行し、不審な物体の発見に努めた。同委の国際渉外担当者によると、同日午後、別の航空機を現場に飛ばし、再確認に当たる予定。

中国の国家国防科学技術工業局は12日、タイ湾と南シナ海が合流する、東経105.63度、北緯6.7度の海域で3つの漂流物のようなものをとらえた9日午前撮影の衛星写真を公表していた。同機が離陸したマレーシアの首都クアラルンプールからは北東へ離れた海域となっている。

3つの物体の大きさはそれぞれ13×18メートル、14×19メートル、24×22メートルだった。

370便は8日未明に交信を絶っていた。

同機の捜索活動は13日に6日目となった。これまで残骸の可能性がある油膜や漂流物も見付かっているがいずれも370便とは無関係と判明し、消息不明の謎は深まっている。

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