ウクライナ軍の制圧作戦2日目 全面内戦の懸念強まる

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国際監視団が解放 衝突続くウクライナ

ウクライナ東部スラビャンスク(CNN) ウクライナ軍は3日、東部で、親ロシア派武装勢力に対する制圧作戦を続けた。同国が全面的な内戦や戦争状態に陥るとの懸念が強まっている。

ウクライナのアバコフ内相によると、特殊部隊などを動員した制圧作戦は2日目を迎え、東部ドネツク州スラビャンスク南郊のクラマトルスクを中心に展開された。近郊のCNN取材班は、部隊が同市中心街に進攻したと伝えた。インターネット上には焼け焦げたバスを見守る住民らの映像が流れたが、本物かどうかは確認されていない。

ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は4月30日、東部ドネツク、ルガンスク両州の支配権を親ロシア派に奪われたことを認めていた。軍は奪回に向け、大規模な制圧作戦に乗り出している。

ルガンスクでは3日、親ロシア派の指導者ボロトフ氏が地元テレビを通して非常事態を宣言し、独自の防衛部隊「南東軍」を創設すると発表した。

ロシアのラブロフ外相はケリー米国務長官との電話会談でウクライナ軍の作戦を非難し、「同胞同士による骨肉の争い」を招く恐れがあると警告した。

プーチン・ロシア大統領の報道官はCNNとのインタビューで、ロシア政府にはウクライナ南東部の住民から「悲惨な状況」を訴え、ロシアの積極的な介入を求める電話が数千件も殺到していると述べた。

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