預かった犬6匹死ぬ、動物愛護法違反で訴追か カナダ
(CNN) カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の動物虐待防止協会(SPCA)は26日、散歩代行サービスで預かった犬6匹を死なせたとされる女性を、動物愛護法違反で訴追すべきだとの声明を発表した。
SPCAの調べによると、散歩を代行した女性は5月13日、複数の飼い主から計6匹の犬を預かり、ドッグパークへ向かった。犬が行方不明になったことについて、当初は「車に乗せたままパーク内のトイレに行っている間に盗まれた」と供述していた。
飼い主らはインターネット上で捜索への協力を呼び掛け、注目を集めた。
飼い主の依頼を受けた民間のペット捜索機関の調べに対し、女性は「店に立ち寄って犬を車内に約45分間放置した。戻った時には死んでいた」と認めた。パニック状態に陥って犬を処分し、本来の目的地だったパークまで移動して、盗まれた話をでっちあげたという。
同機関によると、6匹はいずれも熱中症で死んだとみられる。
飼い主らはネット上で愛犬の死を嘆き、「涙が止まることはない」と訴えている。女性を実際に訴追するかどうかについては、検察が最終的な判断を下す。